参加者様の想い出

キリマンジャロゆったり登頂とアルーシャ国立公園サファリ・柳川しずよ様


 60歳のお祝いにキリマンジャロ登山。嬉しかったのは手ごたえのある思い出でした。私にとっては最高の登頂となり、我が家の玄関先に「ウフル・ピーク(キリマンジャロ)」の旗を持つ写真を引き伸ばして飾っています。松本ガイドさんと8人のメンバーで出発しました。参加者の大半が60歳定年間近で、やっと有休がとれる方ばかりでした。

 登山を始めると大きな身体の男性が一輪車に乗せられて山から降りてくる光景を何度か目の当たりにしました。なかなかハードだなと察しました。高度順応の対策はしていたものの、人間の身体は4000メートルを越えると異変が起きてきました。4900メートルの山小屋では、私のSPO2(血中酸素飽和度)が70%でした。「私は一緒に連れて行ってもらえないのでは」と不安がつのりました。ガイドさんから「自信のない人は手をあげて」と言われ、私は一番に手を挙げ、現地のガイドさんについてもらいました。

 山小屋付近には嘔吐物があちこちにありました。私自身も10メートルほど下ったトイレに行くことができず、小屋の陰でこっそりお花摘みをしてしまいました。小屋を出発、頂上を目ざしました。一歩一歩足を出すのが辛く、ガイドさんがキャラメルを口の中に入れてくれました。しかしキャラメルを溶かす唾液もなく、最後までキャラメルは口の中に残っていました。これが「高山病」と説明があった症状だったと思います。あこがれていたはずの頂上付近の記憶はほとんどありません。「誰かリタイアしてくれたら、私も一緒にやめられるのに」と、そればかりを思いながら歩き続けました。やがて次第に周囲が明るくなり、日が上ってくるのが見えたとき、「これでようやく終わった」と胸を撫でおろしました。

 サファリツアーで山村の道端にずらりと並ぶ子供たちが手を振ってくれました。物乞いではなく、泥だらけになりながらも懸命に生きようとする人間の力を感じました。これが最高の思い出となりました。


ご参加ツアー名: キリマンジャロゆったり登頂とアルーシャ国立公園サファリ
お名前: 柳川 しげよ様




 

柳川さま 

 素敵なお手紙を有難うございました。当時、ツアーリーダーで御一緒させて頂きました松本 伸夫です。何よりも安全第一で案内させて頂き、無事に登頂頂いた当時の様子が目に浮かびます。

 残念ながらコロナ以降、諸事情によりキリマンジャロ ツアーは休止中ですが、又どこかの山旅で御一緒出来る機会があれば大変ありがたいです。

 変わらずお元気にお過ごしください。

ツアーリーダー・松本 伸夫(まつもと のぶお)より

注: キリマンジャロ登頂ツアーは残念ですが過去アルパインツアーで実施していたツアーにて現在は休止・催行しておませんので御興味いただけた際には誠に申し訳ございませんが何卒ご理解ください。

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